【ダウンスイング始動時】トップから手元をスッと下ろす。ぜひマスターしたいなぁ、とは思っているんですけど、如何せんダフってしまうことが多くて……。どうすればもっと精度を上げられますか?《第89回》

ゴルフ スイング

多分25年くらい前です。「トップの位置から手元をスッと自然落下させるんだ」というレッスンを耳にしました。確かS・ガルシアトップからセンセーショナルなデビューを飾った頃で、よく、彼の後方からのスイング連続写真を見ながら「こんな感じに落とせれば最高だ」などと言われたものです。ただ、自分に限らず一般アマチュアゴルファーの多くが、トップの位置からヘッドをボールにぶつけにいくような打ち方をしていた時代。できる、できない以前に、そんな体が拒絶反応するような打ち方などしたくもない、する必要もないだろう、と真剣に向き合おうとしませんでした。
それから月日が流れる中、もっとミスを少なくした安定したゴルフがしたい、うまくなりたい、との野望が強まる中、湯原プロの指導を受ける機会に恵まれ「やはり、そうか。トップから直接打ちに行くのではなく、手元を一回スッと下ろすような動きは必要不可欠なんだな」と改心し、現在に至っております。それは当講義のスタッフであり、地元の同級生の友人でもある仲間も同じ思い。……ただですねぇ、やはり、どうしてもダフリやすいんです。コースで一度大きなミスを犯すと、手元を下ろすこと自体躊躇してしまい、なかなかモノにできません。それって絶対我々だけでなく、視聴者の皆さんにも多く存在しているはずです。そこであらためて湯原プロにアドバイスを求めました。今回の講義ですべてが解消されるなどとは思っていませんが、まずは基本的チェック事項として頭に叩き込み、“なる早”でダフリ恐怖症から抜け出せるように頑張りましょう。

ゴルフ界随一の理論派プロ
 代名詞は切れ味鋭いアイアンショット
  東京国際大ゴルフ部監督
湯原信光
ゆはら・のぶみつ/1957年8月14日生まれ、東京都出身。レギュラーツアー通算7勝、シニアツアー通算1勝。東京国際大学所属
 7歳からゴルフを始め、74、75年と日本ジュニアゴルフ選手権制覇。日本大学櫻丘高校から日本大学経済学部に進学し、ゴルフ部へ入部。79年日本アマチュアゴルフ選手権を含む、27回の優勝を達成し、卒業後80年プロ転向。学生時代から定評のあった美しいスイングに磨きをかけ、日本を代表するショットメーカーとして君臨、一世を風靡した。
 特筆すべきはパーオン率の高さ。記録の残る85年以降2005年までの21シーズン中、19シーズンでベスト10入り。98、00、01年は1位に輝く。
 2013年7月、東京国際大学特命教授、および同大学ゴルフ部監督に就任。現役ツアープロがフルタイムで学生を指導する先駆者となった。
 ツアープロ、大学教授、ゴルフ部監督と“三足の草鞋”を履きながら22年4月、日本大学大学院 総合社会情報研究科 博士前期課程 人間科学専攻に入学。さらなるゴルフ理論を追究しつつ、入学5年後の博士号取得に向けて現在奮闘中。

《目次》
00:00 手元を真下に下ろす
02:04 現実は真下+回転
04:56 動画でチェック
08:30 ダフる原因・解説
11:43 右ヒザの動きレッスン

▼当チャンネルURLはこちら
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#ゴルフの知識を深める~スイングの核心~

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