松山英樹、復調の兆し見せ最終日へ ウージョンヒルズで圧巻の67、5打差から逆転Vを狙う

松山 英樹

【松山英樹、復活への手応えを掴む—韓国・ジェネシス選手権で見せた圧巻のプレー】
韓国・忠清南道のウージョンヒルズカントリークラブで行われている欧州男子ツアー「ジェネシス選手権」3日目。日本のエース・松山英樹が、久々に“らしい”プレーを披露した。初日、二日目と課題を抱えながらもショットの感覚を少しずつ取り戻し、この日はフィールドベストスコアに並ぶ「67」をマーク。通算5アンダー、7位に浮上し、最終日を迎える。トップとの差は3打――まだ十分に優勝を狙える位置だ。
出だしの1番、ピンそば1メートルにつける完璧なアイアンショット。2番でも2メートル強につけ、連続バーディスタート。攻めの姿勢が戻ってきた。3番の池ギリギリのピンを狙ってのボギーは「攻めた結果」。松山らしい勝負勘が戻っている証拠でもある。8番パー5では、ティショットから2打目まで完璧な流れで2オン成功。余裕をもってバーディを奪い、前半を2アンダーで折り返した。
後半もその集中力は途切れなかった。12番で3パットのボギーを喫したものの、ここで崩れないのが今の松山だ。14番ではロングパットを沈め、15番でも17メートルのバーディパットをねじ込む。観客から大きな歓声が上がり、会場の空気が一気に変わった。18番ではティショットが左に曲がるも、幸運にも木に当たってフェアウェイへ。5番ウッドでグリーンそばまで運び、最後は2メートルのバーディパットを沈めて締めた。
この日の松山はショットもパットもバランスが取れていた。特にショットの軌道が安定しており、フェードの精度が高かった。これまで悩まされていたアイアンのズレも修正され、ピンをデッドに狙えるようになってきている。グリーン上ではスコッティキャメロンのエースパターに戻したことで、距離感が徐々に戻っている印象だ。本人も「いいパットもありましたけど、まだまだ。でも今日は長いのが入ってちょっと楽になりました」と冷静に語る。
試合後、松山はインタビューで「(最終日も)いいプレーができるようにしたい。全てがつながれば、チャンスになるかなと思っています」と語り、すぐに練習場へと向かった。彼の背中には、結果よりも内容にこだわる職人のような静かな闘志が見えた。
5月の米ツアー「トゥルーイスト選手権」以来のトップ10圏内で迎える最終日。あの時も3日目終了時点で5位につけていた。今回も似た状況での挑戦だが、松山は当時よりもはるかに安定している。ショットの感覚、パットの精度、そしてメンタルのバランス。全てが噛み合えば、逆転優勝の可能性は十分にある。
韓国での大会は、アジアの地で再び勢いを取り戻す絶好の舞台だ。2026年のPGAツアーを見据える松山にとって、この大会は単なる一戦ではない。フォームの確認、メンタルの整理、そして何より「勝てる自分」を再構築するための重要な過程だ。ョット分析では、ドライバーの飛距離よりもフェアウェイキープ率を重視していたのが印象的だった。風の強いウージョンヒルズでは、無理に距離を狙うよりも確実にラインを作る方が勝負の鍵になる。松山はそれを理解した上で、計算された攻めを展開している。
また、コーチ陣も「ようやくリズムが戻ってきた」と語る。彼のプレーからは、以前のような焦りや不安が消え、淡々と“自分のゴルフ”を貫く姿勢が見える。観客の前でガッツポーズを見せることは少ないが、内面の炎は誰よりも熱い。
優勝争いの圏内に入ることで、最終日は大きな注目を集めるだろう。日本のみならず、世界中のファンが松山の一打一打に注目する。彼の背後には常に“マスターズ王者”という称号がついて回る。その重圧の中で、再び勝利を掴む瞬間が近づいている。
もし最終日で逆転優勝を果たせば、それは単なる1勝ではない。長いスランプを抜け出し、再び世界のトップで戦うための再出発になる。今大会での姿は、まさにその“復活”の序章といえるだろう。
松山英樹は、勝負の神に愛された男だ。苦しみの中でも自分を見失わず、静かに闘志を燃やし続ける。ウージョンヒルズの風を味方に、最終日もその一打一打に魂を込める。彼の挑戦は、まだ終わらない。
――「全てがつながれば、チャンスになる」
その言葉通り、すべてのピースが揃ったとき、きっと彼の笑顔が18番グリーンで輝くだろう。
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