松山英樹は2025年の「ツアー選手権」初日を終え、スコア69（1アンダー）でラウンドを締めくくりました。フェデックスカップ創設以降、実に11回目となるプレーオフ最終戦への出場は、彼がいかに安定して世界のトップレベルで戦い続けているかを物語っています。⛳️✨
この日、松山は4バーディ・3ボギーという内容で、首位と8打差の21位発進。本人は「良いのか悪いのか分からない」と語り、複雑な心境をのぞかせました。1番で3mのパーパットを沈めながら、2番のパー3ではわずか2mのチャンスを逃し、さらに3番では3パットでボギー。新たに投入した黒いスコッティキャメロンのパターは悪くはなかったものの、まだ完全にはフィットしていない様子でした。
しかし、ここで終わらないのが松山です。8番で2mのパットを決め、続く9番パー3では5mのバーディパットを沈め、会場を沸かせました。🎯👏 それは彼の集中力と勝負強さを象徴する瞬間でした。
雨で柔らかくなったグリーンは攻めやすいように見えましたが、11番では2度目の3パットを喫しボギー。それでも14番では6mのパーパットをねじ込み、大きなピンチを切り抜けます。この粘りは、ここ数年の松山にはあまり見られなかったポジティブな要素であり、本人も「プラスに捉えたい」とコメントしました。
15番のパー3ではティショットをピンそばにつけ、確実にバーディを奪取。終盤にかけて盛り返しましたが、最終18番パー5では悔しい展開。ラフからの2打目でレイアップを選び、バンカーを避けるつもりが捕まり、そこからのショットはグリーンオーバー。結果的にボギーでホールアウトし、少し後味の悪い締めくくりとなりました。
また、この日注目されたのはクラブセッティングです。長年信頼してきた5Wに代わり、ロフト角21度の7Wを実戦投入。「いま求めている弾道に近かった」と語り、新しい武器を模索する姿勢を見せました。ゴルファーとして常に進化を追い求める姿は、松山の探究心そのものです。🔧🏌️♂️
本人が口にした課題は「流れを止める一打」。前週のBMW選手権でも同じように、ラウンド中の突然のミスがスコアに影響していました。松山自身も「2番、3番、特に11番、12番はそういう部分があった」と振り返りつつ、「14番のパーパットで耐えられたことは最近ではなかった。そこはプラス」と前向きな要素を見出していました。
「何が悪くてスコアに繋がらないのか分からない状況」と率直に語る姿は、苦悩であると同時にさらなる高みを目指す意思の表れでもあります。松山は迷っているのではなく、探しているのです。最適解を、そして勝利への道を。🔥
今回のツアー選手権は世界トップ30しか出場できないエリート大会。その舞台に11回も姿を見せ続けること自体が偉業であり、松山が世界のゴルフ界において確固たる地位を築いていることを証明しています。彼の名前は、ロリー・マキロイ、ジャスティン・ローズ、アダム・スコットと肩を並べる存在感を放っています。
まだ初日が終わったばかり。首位との差8打は簡単に埋まるものではありませんが、ゴルフは一瞬で流れが変わるスポーツです。ひとつのバーディ、ひとつのスーパーショットが連鎖を生み、リーダーボードを駆け上がる可能性は十分にあります。観客も、ファンも、そして松山自身もその瞬間を信じています。💪🌟
彼の冷静な眼差しの奥には、静かな闘志が燃えている。大きな舞台でこそ本領を発揮する松山英樹。ツアー選手権のフェアウェイで、再びドラマを生み出す日が近いと感じさせる初日となりました。
⛳️✨🔥👏🇯🇵🎯🏌️♂️💪🌟🔧
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