渋野日向子テーピング痛々しく…左手親指故障なら松山英樹も悩む「職業病」の可能性

松山 英樹

渋野日向子テーピング痛々しく…左手親指故障なら松山英樹も悩む「職業病」の可能性
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「職業病」なのか。

 渋野日向子は先週のシェブロン選手権では通算1オーバー28位だったが、開幕前のプロアマ戦を棄権。練習ラウンドではフルスイングを控え、初日から左手にテーピングをして4日間プレーした。最終日は寝違えによる首痛もあり、飛距離も落ちていた。渋野日向子は試合後、「痛いところがあると、そこをかばって、違うところに力が入ってという負の連鎖が起きてしまう」と反省したが、寝違えはともかく、気になるのは左手だ。渋野日向子は症状については一切語っていないが、テーピングを見る限り親指を痛めている可能性がある。

■親指のつけ根?

 左手親指のケガといえば2018年、松山英樹が同箇所の激痛により3連覇のかかるフェニックスオープンを途中棄権。1カ月半もツアーを離れ、21年にも痛みが再発している。渋野日向子はどうなのか。並木俊明プロが言う。

「渋野日向子の詳しい故障箇所は不明だが、今年はトップを高くするスイングに改造中でショットが安定しない。昨年のフックとは逆にスライス系の球筋が多い。右サイドに池が続くホールなど、右へのミスを嫌がり、インパクトでヘッドを返すと左手親指に大きな負担がかかる。渋野日向子はややウイーク気味のグリップなので、この動きをすると左手親指のつけ根を痛めやすい。ここは筋肉をつけて強化できないし、一度痛めると癖になるものが多いのでプロゴルファーの職業病といわれている」

 昨年までの渋野日向子のスイングは左手首を掌屈させたフラットな軌道だったが、今年はトップの位置でシャフトが地面と平行になっている。クラブを支える左手親指への負担が大きくなることで痛みが出ているとも考えられる。横振りから縦振りへと極端なスイング改造による弊害が出始めているのかもしれない。

Video: https://youtu.be/rADr0bvFuxs