石川遼は2025年10月2日、愛知県・三好カントリー倶楽部西コースで開幕した男子ゴルフツアー「バンテリン東海クラシック」の初日に臨みました。34歳となり、ツアー通算20勝を誇る石川ですが、この日は思うようなゴルフが展開できず、1バーディー・2ボギーの「72」、1オーバーでホールアウト。順位は75位スタートと苦しい位置につけました。フェアウェーを捉えることができず、パーオン率も安定せず、「うまくいかなかった」と振り返る一日。それでも、後半9ホールをすべてパーでまとめたことに手応えを感じ、「最後の9ホールはボギーを打たずに回れたのは良かった」と前向きに語りました。
石川は2週前の「ANAオープン」で金谷拓実と優勝争いを繰り広げ、惜しくもプレーオフで敗れたものの、今季最高位となる2位を記録。その勢いを胸に、前週はパナソニック・オープンをスキップしてコンディションを整え、今大会に挑みました。首位との差は6打とやや開きましたが、三好CC特有の難しいセッティングではスコアの変動が激しく、まだまだ上位進出のチャンスは残されています。石川自身も「トップとそんなに離れていない。良いゴルフができれば上に行けるチャンスはある」と自信をのぞかせ、2日目以降の巻き返しに意欲を見せています。
名門・三好CC西コースは、距離の長さだけでなくグリーンの硬さや速さも特徴的で、選手たちを苦しめる舞台。石川が課題としたティーショットの精度を修正できれば、バーディーチャンスを作り出し、一気にスコアを伸ばす可能性も十分にあります。デビュー以来、常に注目を浴び続けてきた「ハニカミ王子」も今や円熟の34歳。数々の逆境を乗り越えてきた彼だからこそ、この苦しいスタートも巻き返しの布石となるはずです。ファンは明日のラウンドでの復調と、上位争いへの浮上を熱望しています。⛳🔥
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