福岡県・芥屋ゴルフ倶楽部で行われた「Sansan KBCオーガスタ」最終日⛳。大会を彩ったのは、やはり石川遼のプレーでした。最終ラウンドで「69」をマークし、トータル10アンダー・19位タイでフィニッシュ。スコア上はトップ争いに絡むことはできませんでしたが、その中身には確かな進化と今後につながる課題が詰まっていました。
試合は午後1時32分、雷雲接近のため約1時間半中断するという波乱の展開☁️⚡。しかし、早いスタートだった石川は中断前にホールアウトを済ませ、プレーに集中できたことが幸いしました。前半は1バーディ・1ボギーと伸び悩むも、後半は一気にギアを上げ、上がり5ホールで4バーディを奪取🔥。特に18番ホール（592ヤード・パー5）では、2打目を3UTで花道まで運び、OKバーディを奪う圧巻のゴルフを披露しました。
「飛距離が伸びたことで去年は超えられなかったバンカーを狙えるようになった」と本人が語るように、トレーニングの成果は確実に表れています💪。その一方で、ショートアイアンの距離感やアプローチ精度には微妙なズレも生まれており、成長と課題が同時に突きつけられる形となりました。特に今季からサンドウェッジを58度から60度に変更したことで、アプローチ感覚を完全に掴み切れていないと自己分析。「以前は5分の4が失敗だったのが、今は5分の2まで改善した」と語り、前向きな姿勢を崩さないのが石川らしさです🌱。
今回のラウンドを通して見えてきたのは、「挑戦者・石川遼」の姿でした。飛距離アップという進化、ショートゲームの不安定さという課題、そしてその両方を受け止めながら次へ向かう強さ。彼の口から出た「楽しみ」「緊張感」という言葉は、まさにゴルフを続ける理由そのものであり、プロとしての矜持を物語っています。
来週控える「ロピア フジサンケイクラシック」（富士桜カントリー倶楽部）は、2009年と2010年に連覇を果たした石川にとって思い出深い大会⛰️。過去の栄光を知る舞台で、進化した姿を示せるのか――。本人も「好きなコースだけど難しい。今の自分を試せる場」と語り、意欲を燃やしています🔥。
Sansan KBCオーガスタで得た手応えは、単なる19位という数字では語れません。そこには確実に「未来への光」が宿っていました。雷雲に揺さぶられた空の下でつかんだ確信を胸に、石川遼は再び前へ進みます。彼の挑戦は終わらない。進化を続けるその姿こそ、日本ゴルフ界に勇気を与え続ける原動力となるのです✨。
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