「外してはいけんところ」をどう攻めるか 渋野日向子に見た攻める勇気と守る勇気の見極め【記者の目】

渋野 日向子

「外してはいけんところ」をどう攻めるか 渋野日向子に見た攻める勇気と守る勇気の見極め【記者の目】
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「プチンとなりました」。大会2日目、予選通過をかけてプレーしていた渋野日向子は、後半の15番パー4でセカンドショットをグリーン奥に外しボギーを喫して、週末行きが遠のいた。その2打目を放ったあとの気持ちを冒頭のように説明した。

きわどい戦いが続いていた。初日は早朝の強風に翻弄され、流れをつかめず5オーバーの出だし。2日目は巻き返しに期待を込めてスタートすると、1番でバーディ。さらに6番でもバーディを奪い予選通過が見えた。ところが9番でひとつ落とすと、13番でもボギーを叩き振り出しに戻されることになる。

その13番はパー5。ティショットがフェアウェイバンカーにつかまると、アゴがやや高いところから6番ユーティリティで2打目を放った。傍目からも心配なショットだったが、このときの渋野日向子は「予選通過もかかっていたし、パー5だからバーディが欲しいと思った」と攻めに転じる。だが結果はアゴに当たって出ただけ。ここをボギーとしてしまい、数字以上にパー5で落としたことに落胆した。
Video: https://youtu.be/Il1Yoxu8H_U