【女子ゴルフ】馬場咲希&吉田優利が2位発進!渋野日向子&勝みなみは出遅れ、ダウ選手権初日ドラマ

渋野 日向子

2025年6月26日、アメリカ・ミシガン州ミッドランドで開幕した米女子ゴルフツアー「ダウ選手権」は、LPGA唯一のチーム形式で行われる特別な大会として、世界中のゴルフファンから注目を集めています。舞台はミッドランドCC、パー70の6287ヤード。初日は「フォアサム(オルタネートショット)」方式で行われ、ペアが1つのボールを交互に打ち合うという戦術性の高いルールの中、選手たちはパートナーとの信頼と技術を試されました。

この大会で特に注目を集めたのが、若手の馬場咲希選手と実力者の吉田優利選手の日本人ペア。二人は初めてのコンビながらも、抜群の呼吸で5バーディ、2ボギーの「67」をマークし、3アンダーで2位発進。首位に1打差という好スタートを切りました。プレー後には、互いのプレーを讃え合う姿が印象的で、「信頼と連携」が勝利の鍵であることを再認識させてくれました。

一方で、他の日本勢も多くのペアが出場。竹田麗央&山下美夢有ペア、古江彩佳&アン・ナリン(韓国)ペア、畑岡奈紗&ローレン・コフリン(米国)ペア、そして岩井明愛&岩井千怜の“岩井姉妹”ペアは、イーブンパーの「70」で20位につけ、決勝進出圏内に踏みとどまりました。

しかし、注目の渋野日向子&勝みなみペアは、2バーディ、5ボギーの「73」とスコアを崩し、3オーバーで49位と大きく出遅れました。試合後のインタビューでは「リズムが合わなかった」「後半で流れを取り戻せなかった」と悔しさをにじませつつも、2日目のフォアボールでの巻き返しを誓いました。

さらなる苦戦を強いられたのは、西村優菜&マリア・ナム(米国・ハワイ出身)のペア。7オーバーの「77」で68位と最下位スタートに。西村選手は「今日は自分を責める場面が多かった」と語り、ナム選手も「グリーン上での判断が甘かった」と反省を口にしました。

2日目の試合形式は「フォアボール」。ペアがそれぞれボールをプレーし、ホールごとにスコアの良い方を採用するルールです。この形式では、攻めのプレーがしやすく、個々の調子がチームスコアに直結するため、大きなスコアアップが可能です。実際、過去の大会では初日に50位台だったペアが、2日目に猛チャージをかけて決勝進出を果たした事例もあります。

トップに立ったのは、スコットランドのジェマ・ドライバーグ選手とオーストラリアのキャシー・ポーター選手の国際ペア。「66」というスコアで4アンダーをマークし、安定したプレーと強いメンタルで他チームを一歩リードしています。

今大会では、33位タイまでが決勝ラウンドに進出できます。日本勢は現時点で5ペアが33位圏内に位置しており、2日目次第ではすべての日本ペアが決勝進出を狙える位置にいます。

この大会の最大の魅力は、選手たちが「一人ではなく、誰かと一緒に戦う」こと。バーディを奪った瞬間にはハイタッチ、ピンチを救えば自然と笑顔。ミスしても互いに励まし合い、次のホールへ向かう。こうした“絆”が随所に感じられる大会であることが、見る者の心を強く打ちます。

大会は今後も続き、勝負はますます白熱するでしょう。日本の女子ゴルフ界を牽引する若手からベテラン、そして新たな国際ペアまで、それぞれがどのような物語を紡いでいくのか――ファンの期待は高まる一方です。

2日目の結果次第では、日本勢がトップ争いに食い込む展開も大いにあり得ます。特に馬場・吉田ペアの安定感、畑岡・コフリンペアの経験、岩井姉妹の結束力に注目が集まります。

運命のティーオフはまもなく。再び、世界の目がミッドランドに注がれます。全ての選手が、それぞれの想いを胸にティーグラウンドに立ち、仲間と共に勝利を目指します。

ゴルフは孤独な戦いと思われがちですが、このダウ選手権だけは違います。そこには友情があり、信頼があり、そして連帯のドラマがあります。

これから繰り広げられるドラマに、どうぞご注目ください。

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