渋野日向子「誠に勝手ながら日本人にはゆかりがある大会」で復調のきっかけつかむ

渋野 日向子

渋野日向子「誠に勝手ながら日本人にはゆかりがある大会」で復調のきっかけつかむ
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【エビアン(フランス)26日=高木 恵】女子ゴルフのメジャー第4戦、エビアン選手権は27日にエビアン・リゾートGC(6527ヤード、パー71)で開幕する。渋野日向子(サントリー)は「欲張らない、焦らない」を大会のテーマに掲げた。

 2週前のダナ・オープン後に一時帰国した。「実家でぐーたらした。日本は暑くてビックリした」。家族と愛犬と、つかの間の時間を過ごしながら、効率良い体の動きを意識した体幹トレーニングに取り組んできた。コース入り後の状態については「練習の中ではいいショットも打てたり、というのは昨日とかはあったけど、試合になってみてどうかなという感じ」と語った。

 昨年も同時期にゴルフの調子を崩し精神的にも落ち込んでいたが、今は前を向けている。「去年よりは深くは考えていないというか。自分のやるべきことを自分の中で分かっている。いかにスイングに自分のやりたい体の動きを結びつけていけるかっていうところに、今はフォーカスできるように意識づけはしているというか、けっこう予選落ちが続いているけど、そんなに落ち込んではない」。

 今大会は小林浩美が1997年、宮里藍が2009、11年に優勝している。「誠に勝手ながら日本人にはゆかりがある大会。しっかり4日間を戦えるように頑張りたい」。日米通じて5試合連続予選落ち中だが、19年にAIG全英女子オープンでメジャー制覇を成し遂げた欧州で心機一転をはかりたいところ。「自分の中でも特別な場所」で、復調のきっかけをつかむ。

Video: https://youtu.be/J7wLqa50Ztw