スタッツ改善も愚直にテーマを守リ続ける 「不器用な」渋野日向子の現在地

渋野 日向子

スタッツ改善も愚直にテーマを守リ続ける 「不器用な」渋野日向子の現在地
————————————————-
日米ツアー4試合連続で予選落ちを喫している渋野日向子だが、確かな復調を見せている。「Danaオープン」初日は2バーディ・5ボギーの「74」。3オーバーに終わったが、それぞれのショットを切り出せば、際立って悪いものはせいぜい数回だ。渋野日向子はいま、結果よりも理想とする体の動きを考え、愚直にそれを求め続けている。

「不器用なので」と、それ以外のことは考えない。考えないようにしても、結果は出てしまうもので、ミスが出れば、またスコアが悪ければそれはそれで気分はよくない。とはいっても、一歩ずつ改善をしなければ、前には進めない。そのことを分かっているから、ミスをしたとしても視線は次を、そして前を向き続ける。

自身のことを「オールマイティにできないキャラなので」と表現する。ひとつのことに集中すれば、ほかがおざなりになるかもしれない。そんなことは渋野日向子自身が一番よく分かっている。少しでも別のことを考え出せば、体の動きがおろそかになる。いまは耐える時間と自分に言い聞かせる。

Video: https://youtu.be/75JxsD3T7iU