スタッフを刷新し金髪に染めて、スイングも進化…渋野日向子 大舞台で再び「シブコスマイル」が輝く

渋野 日向子

スタッフを刷新し金髪に染めて、スイングも進化…渋野日向子 大舞台で再び「シブコスマイル」が輝く
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渋野日向子(24)が、「最大の欠点」を克服しつつある。素晴らしいショットをしたかと思えば次のホールは大荒れ。浮き沈みの激しいプレーは、「ジェットコースターゴルフ」と揶揄されていたが、米ツアー挑戦2年目の今季は、安定感が出始めた。その証拠に、昨季は23試合で実に9回の予選落ちを経験したが、今季は7試合に参加して未だゼロ。3月下旬に行われた「LPGAドライブオン選手権」では優勝争いに絡み、7位に食い込むなど活躍を見せた。

シブコを変えたものは何か――。それは取り組んできた「スイング改造」に他ならない。’19年に全英オープンを制したときのコーチである青木翔氏と、今年1月から再タッグを結成し、今オフにはドライバーショットの改善に挑んできた。

下の2枚の写真を見てほしい。昨季まではクラブを寝かせる「フラットスイング」だったが、今季からはクラブを立てる「アップライトスイング」に修正した。その効果について、ツアー通算41勝を誇るレジェンド・森口祐子氏が解説する。

「フラットスイングを取り入れた昨季は、日本時代よりも飛距離が大きく改善しました。しかし一方で、球が左に流れるミスも目立つようになっていた。今回の修正は、飛距離をそのままに、その課題を改善するためのものです。このスイングは渋野日向子さんにとても合っていると思います。上半身と下半身の連動が自然で、安定感に磨きがかかりました」

効果は絶大だった。日本を主戦場にしていた2年前に比べ、平均飛距離は245ヤードから255ヤードに伸び、フェアウェイキープ率も71%から75%に改善された。

Video: https://youtu.be/W_2u3DO5n2A