練習セーブの日々にも…「みんな何かしら背負ってる」 渋野日向子が耐えて、見せた窮地を救う“きょうイチ”ショット

渋野 日向子

練習セーブの日々にも…「みんな何かしら背負ってる」 渋野日向子が耐えて、見せた窮地を救う“きょうイチ”ショット
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JMイーグル・LA選手権 2日目◇28日◇
朝一のスタートから17ホールものあいだ、バーディが奪えないまま進んでいった2日目。渋野日向子は、最後の最後で窮地を救う目が覚めるようなショットを放った。トータル1オーバーと、渋野日向子のラウンド時には予選通過に1打及ばない状態で迎えた18番。「めちゃくちゃ難しい」と話していたパー3で、6番アイアンを握って放ったティショットは奥に切られたピンに寄っていき1.5メートルにピタリと止まる。「あんなに寄るとは思わなかった。“きょうイチ”のショットが最後に打てました」。開幕から7試合連続となる決勝ラウンド進出も決定づける初バーディを奪った。

グリーンを取り囲んだギャラリーも、このショットを見て大歓声を挙げる。「(インパクト時に)めっちゃいい音がした。17番のパーパットもそれなりに緊張感があったけど、冷静に打てていたので、そのままいけるかなと思ったらすごくいいショットが出た」。最後のパットは「入ったと思ったら、くるっと回って入った(笑)。 危ない!って。入ってよかった」と少しヒヤリとしたが、“バーディなし”の屈辱を回避しホッとしたような笑顔を浮かべる。それまで「きょうもショットがボロボロで、すごくしんどかった」というだけに、なおさらだ。

フェアウェイヒット数は14ホール中8ホール。パーオン数も18ホール中9ホールと、ともに前日より2回ダウンしている。前半の6番では、ティショットが左の木に当たり左のラフへ。「(計測数値が)120ヤードって出てた…切ない(笑)」と、笑い飛ばすしかないミスからボギーを叩いた。「プチーンときた」という場面はあったが、そのなかで1ストローク落とすのみで踏みとどまった。

Video: https://youtu.be/YCnMo3KViY0

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