復活を期す渋野日向子が、一度“卒業”をした青木翔コーチの元に戻った意外な理由

渋野 日向子

復活を期す渋野日向子が、一度“卒業”をした青木翔コーチの元に戻った意外な理由
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2023年、米女子ツアーのオープンウィーク某日。青木翔コーチのレッスン拠点へ取材に出向くと、レッスン専用打席の2階端から大きな笑い声が聞こえてきた…。

そのレッスン専用打席にいたのが渋野日向子と、数名の教え子だった。偶然、居合わせた渋野日向子は“時折笑顔を見せる”というニュアンスではなく、“親友とカラオケではしゃぎ倒す”くらい楽しそうに笑いながら練習をしていた。

「楽しくないんですよね。1人でやってても」。昨年末、2年ぶりに青木翔コーチに“出戻り”した渋野日向子は、それまで自身がほぼ1人で取り組んでいた期間の練習をそんなふうに表現した。

青木翔コーチのもとに来て笑うのは渋野日向子だけではない。プロを目指すジュニア選手、1人で試行錯誤しながら悩みを抱えてきたプロ、純粋に「もっと上手になりたい」と親に車で送迎してもらい訪れる小学生もいる。

境遇や年齢は違えど、皆笑顔でボールを打つ。しかしやっている練習内容は“ぬるい”ものではない。

単純なアプローチを5ヤード刻みで何百球も打ち続ける。重さの異なる棒を使い、時には100を超える素振りをする。端的に言えばそれはオーソドックスなものばかりで、“昭和の風味”がかなり強く漂うレッスンだ。
Video: https://youtu.be/5FKq3_HL6bk