渋野日向子“大胆スイング改造”の吉凶…試合を消化しながら体で覚えていくしかない(羽川豊)

渋野 日向子

渋野日向子“大胆スイング改造”の吉凶…試合を消化しながら体で覚えていくしかない(羽川豊)
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【羽川豊の視点 Weekly Watch】

 LPGAツアー本格参戦2年目の渋野日向子がオフに振り方を大きく変え、自身の今季初戦「ホンダLPGAタイランド」でその成果がどう出るか、不安な部分があったと思います。

 昨季はトップで手の位置が肩の高さより低いフラットなスイングでした。

 ドライバーならティーアップしているので、左への怖さはありますが多少曲がっても対応できます。しかしラフや左足下がり、つま先下がりといった傾斜地からはボールをとらえるのが難しい。だから肝心なところで左にミスするシーンが何試合もあって、このままではいけないと気付いたのでしょう。

 新シーズンに向けてLPGAツアーで勝つにはどうすればいいのか、アイアンの精度を上げなければ優勝争いができない、という結論にたどり着いたのだと思います。

 アップライトなスイングならヘッドが上から下りて入射角が安定し、ラフや左下がりのライからでも方向性がよくなります。勝つためにスイングを変えているわけです。

 とはいえ昨年1年間を戦ったフラットなスイングから、オフの短期間にトップを高く上げるスイングに変えるといっても大きな違和感があり簡単ではありません。

Video: https://youtu.be/3m6iyHCo2xQ