渋野日向子が語った“クラブ大胆変更”の意図 番手ずらしの一工夫で「同じような打ちやすさ」も実現

渋野 日向子

渋野日向子が語った“クラブ大胆変更”の意図 番手ずらしの一工夫で「同じような打ちやすさ」も実現
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今季の自身開幕戦で大胆なクラブセッティング変更を施した意図を、渋野日向子が明かした。「試行錯誤中で、また5番アイアンが入ったり、違うクラブを入れたりすることもあると思う」ともいうが、初戦の陣容が固まった。

ドライバーは昨年までエースだったピンの『G410 PLUS』から、『G430 MAX』に変更。「安定感も前より増していると思うし、平均的に飛んでるかな。いろいろ試して、シャフトも何本か挿して」と、このヘッドに“青ベン”こと『ベンタス TRブルー』(5-S)を組み合わせた。ちなみに昨年までシャフトは、同じ藤倉コンポジットの『スピーダーNX』を愛用していた。

さらに3番と7番という構成だったフェアウェイウッドは、7番を抜いて5番を投入する。そしてヘッドはドライバーと同じ『G430 MAX』でそろえたが、ここに一工夫を施した。7番用のシャフトを5番に挿す“番手ずらし”をすることで、「7番に近くて、同じような打ちやすさ」をもたらした。

渋野日向子のセッティングの特徴でもあったウェッジの構成も、昨年までの4本(46度、52度、54度、58度)から今年は3本(50度、54度、58度)に変更。そのかわりに9番アイアンの下に、「46度よりも少し飛ぶ115~120ヤードくらい」というW(ピッチングウェッジ)を入れた。この変更による違和感も特になく、「(番手間の飛距離差が)10~15ヤードだったので、3本で対応できるかな、と。ピンが近くても54度でのアプローチができたり(変化があった)」と技術面の向上もクラブ選びに大きな影響を与えたという。
Video: https://youtu.be/6RbbnNeZUeA