伊藤園レディース初日のラウンドで、原英莉花が見せたプレーは、静かな闘志と確かな技術が融合した、非常に内容の濃い18ホールだった。今季国内ツアー2試合目となる舞台で、彼女は4バーディー、1ボギーの「69」を記録し、首位と4打差の28位につけた。この数字は、決して派手ではないが、十分に上位争いに向けて展望を開くものだった。
スタート直後のプレーは「我慢のゴルフ」。その言葉がぴったりと当てはまる内容だった。特に前半のパッティングでは、ラインとタッチの微妙なずれに悩まされた。グレートアイランドC特有の繊細なベントグリーンは、美しく滑らかな見た目とは裏腹に、想像以上にボールが切れず、スピードの調整も難しい。原はその点に苦しみながらも、ショットの安定感を保ちながら自分のプレーを崩さず、粘り強いゴルフを展開した。
10番パー4でボギーを叩いた瞬間、わずかに嫌な空気が流れた。しかしその直後、11番で確実にバーディーを奪い返すバウンスバックは、原の集中力と修正能力の高さを見せつけるものだった。自分のリズムを乱さず、冷静に状況を立て直す姿は、今季に向けての成長を感じさせた。
圧巻だったのは14〜16番の3連続バーディーだ。ショットの精度が一気に冴え渡り、ピンを射抜くようなアイアンショットが続いた。パッティングのタッチも後半に入り安定し、カップの縁を通過するかのような完璧なストロークでバーディーを重ねた。この3ホールだけで、彼女のポテンシャルがどれほど高いかを改めて証明したといえる。
ただし、原自身は満足していない。「前半でもう少し伸ばしたかった」という言葉からは、自分に対する厳しい姿勢と高い基準が見て取れる。理想のプレーと現実のギャップ。その差を埋めるために、彼女はわずかな違和感すら見逃さず、次のラウンドに向けた改善点として受け止めている。
ラウンド後、原は「今日のミスが頭に残っている」と語った。しかし、その声には悲観や迷いではなく、むしろ次への意欲が宿っていた。特にパッティングの調整に対して強い意識があり、第2日ではその修正が大きな鍵となることを自覚している様子だった。
グレートアイランドCは風やコンディションによって難易度が大きく変わるコースだ。初日のプレーを通して、グリーンのスピードと芝の癖を掴み始めた原が、2日目にどう攻めるのか。ショットはすでに安定しており、グリーン上での微調整さえ噛み合えば、大きく順位を上げる可能性は十分にある。
原英莉花という選手は、爆発的な伸びしろと安定した基礎力を併せ持つ数少ない存在だ。今日の69は、単なる好スコアではなく、明日のビッグスコアにつながる“土台”ともいえる。後半の3連続バーディーは、その兆しをはっきりと示していた。
第2日では、前半から攻めの姿勢がより鮮明に出るだろう。今日得たフィードバックを活かし、ライン読みやタッチの微調整を完成させたとき、彼女は必ず上位へと浮上してくる。ミスを恐れず、しかし丁寧に積み上げていく原のゴルフは、多くのファンにとって魅力そのものである。
明日、彼女のプレーはさらに進化する。今日の反省、今日の手応え、今日のバーディー、それらすべてが原英莉花を強くし、次の18ホールへと導く。彼女の目はすでに前を向き、さらなるアンダーパーへ照準を合わせている。伊藤園レディースでの原英莉花は、まだまだ輝きを増していく。
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