全米オープン (ゴルフ)

全米オープン

全米オープン (ゴルフ), by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=180389 / CC BY SA 3.0

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全米オープン選手権(ぜんべいオープンせんしゅけん、英語: United States Open Championship, U. S. Open)は、ゴルフのメジャー選手権の一つで、アメリカのゴルフ競技団体全米ゴルフ協会主催で、毎年6月中旬に開催する地区を毎年変えて実施している。
選手権は大会の順延がない限り父の日(6月第3日曜日)を最終日と基準として開催されている。
日本では単に全米オープンと呼ばれる事が多い。
優勝者にはフェデックスカップポイント600点が加算されるほか、OWGRポイント100点が加算される。
全米オープン優勝トロフィー(複製) この選手権にはアメリカ国内の各地をはじめ日本やイギリスで予選会があり、最終予選を通過した選手が出場資格を得られることから“オープン”と呼ばれる。
地区予選会に出場するアマチュア選手のハンディキャップは「1.4以下」と定められている。
彼らが世界各地の賞金ランキング上位選手や、世界ランキング上位選手たちと互角に渡り合って戦う姿は、全米オープン最大の見どころのひとつと言えよう。
プロゴルファーに匹敵する力量を持ちながら、あえてプロの道を選ばずにアマチュアゴルファーの道を貫くベテランのアマチュア選手たちを見ることもできる。
全米オープンの開催コースは、大会の5年以上前から定められ、それに合わせてコース設定を調整していく。
セッティングの特徴は、非常に深いラフと狭いフェアウェイであり、近年では優勝スコアをイーブンパーと想定してコースを作っている。
マスターズを含む他のトーナメントが派手なバーディーの取り合いによるエンターテイメント性を否定せず、ミスはその後で取り返すことを許すのに対し、全米オープンは選手にひたすらパーを積み重ねることを要求し、落としたスコアを取り戻すのは困難を極める。
メジャーの中でも、とりわけ選手たちの「忍耐力」が試され、「最強のゴルファー」に栄誉を与えるトーナメントと言える。
それを象徴するかのように2006年、2007年と優勝スコアは5オーバーという結果であった。
余りに厳しいセッティングは、選手から「ナイスショットを打ってもラフやバンカーにボールが飛び込み、フェアではない」との愚痴をこぼさせるほどである。
予選ラウンド終了時(2日目終了時)において、60位タイ以上、およびトップから10ストローク以内のプレイヤーのみが、3日目以降の決勝ラウンドに進むことができる。
なお、72ホール(4ラウンド)終了時にトップが2人以上いた場合は、2ホールの合計ストロークで競うプレーオフを行う。
2ホール終了してなお同スコアの場合はサドンデスに突入する。
2017年までは翌日18ホールのプレーオフで実施していた。
優勝選手にはジャック・ニクラス・メダルと優勝トロフィーがUSGA会長から授与される。
また、5年間のPGAツアーシード権が与えられるが、1970年までの優勝者はPGAツアー永久シードが与えられていた。
全米オープンは年齢や男女を問わずあらゆるプロ、もしくはUSGA男子ハンディキャップインデックスが 1.4 未満のあらゆるアマチュアに出場申し込み資格がある。
予選免除資格を満たしている者および予備予選を勝ち上がった者が本戦に出場できる。
本戦には総勢156名が出場する。
本戦出場者のほぼ半数は予選免除資格者である。
現在の予選免除資格は; アマチュア選手の予選免除枠は当該選手が本戦スタート前およびプレー中を通してアマチュアであることが条件となるが、全米アマ優勝資格は2020年大会よりプロ転向後も出場が可能になる予定。
2011年以前は OWGR 招待枠は「大会3週間前の時点で上位50名」だったが、2011年から「大会当日において50位以内」での招待枠が追加された。
これは明らかに元のカットオフ日から3週間の間にトップ50に入ってくる選手(2010年のジャスティン・ローズとリッキー・ファウラーはこの規定があったら本戦出場できた)を意識したものだ。
2011年までは PGA、欧州、日本、オーストラリア / アジアのツアーにおける賞金獲得上位者、および当該年の全米オープンまでの期間の PGA ツアー試合で2回以上優勝した者も招待されていた。
だがこれらは OWGR の招待枠が60位までに拡大されたことを受けて廃止された。
また、2012年より…